スーツとして完成されて販売されている既製品では、生地は気に入ったけれどもデザインが好みに合わないということも多いものです。たくさんのショップを回って探してみることも楽しみの一つではありますが、忙しい人にとっては手間がかかってしまいます。オーダースーツでは、自分の体のサイズに合わせて作ってもらえるという他にも好きなデザインや生地で制作してもらえるというメリットがあります。オーダースーツを利用する際には、最初に体の寸法の計測から始まります。
その後は素材の選択を行いますが、表側の生地と裏地、ボタンや糸の色などの選択肢が用意されています。裏地や糸、ボタンなどの付属品は、既製品であれば表側の生地の色に合わせて同系色で作られていることも多いものですが、オーダースーツならオリジナル性を求めても構いません。裏地に柄物を使用したり、ボタンや糸色をアクセントとして別色にすることも可能です。次に、デザインの選択に入ります。
ジャケットであれば、衿やラペルの形、ポケットの位置や形状、後ろベンツ、前中心のボタンの数、袖口ボタンの仕様などを選ぶことができます。パンツでは、股上の深さやウエストタックの本数、ポケットの形状や裾の折り返し始末などの選択肢があります。これらを自分の好みに合わせて組み立てていけば、他の人と同じということはめったにないオリジナルデザインになります。自分だけのお気に入りの一着を作ってみてはいかがでしょうか。
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